相対的(制作視点)と絶対的(クライアント視点)

2008.10.23 木曜日

本仕事でクライアントと2時間半ほど、打ち合わせ。

この案件は、数社間(フリーランスの人も入れて)での合い見積もり(金額やプランを個別に出して、それらを比較して決定する)で進んでるのだけれど、うちに決定した理由を聞くことができた。

それはデザインでもなく(この時点ではまだデザイン案は出していなかった)、料金的なものでもない、「丁寧で早い対応」。

デザイン性の良さとかは、認知度が高い賞を獲っていたり、デザインを手がけたことによって売り上げが何パー上がった等の「印」がないと、自分たちが思っているほどにメリットとは感じられないのだろう。

ましてや数年前に比べて、デザインの質が底上げされている(といっても、一つの流れ・流行に乗っかっている傾向はある)なかで、明確な良さなんて伝わりにくいんだろうね。


「反応の早さ」

「わかりやすい解釈・専門知識の通訳」

「ITにおいて、クライアントの仕事が楽になる(便利になる)ネタの提供」

これらは、認知度の低い中小企業にとって唯一の武器なのかもしんない。

自分たちが思っているほど、デザインの質が云々、クオリティが高い云々は通じていなくて、意味も薄い。
もしそれを感じてくれているクライアントがいるとしても、おまけ程度に考えるべき。あまり勘違いしないほうが良いと思われ。


グラフィックデザイン上の小ぎれいさ・かっちょよさを追求するより、プログラムでどんなことが実現できるか、ネットワークで新しい仕組みを生み出せるか、周りの企業や人を巻き込んで指揮を執る立場になるほうが、よっぽどおもしろそうだよね。

見た目云々よりも、総合的な仕掛けや、ビジネスとして好循環を生むツールの提案がカギっぽい感じ。